トイデジ風味は増し増しで |
1回の試写でそのまま旧デジ箱で眠ってしまうデジカメもあります。日立LSのHDC−401もそんなカメラです。このカメラ400万画素のCCDなので、HDC−2や303Xとはちょっと違う系列の機種ですね。ボディの高さは若干短めです。
スライドカバーがついていますが、スイッチになっていないところはAVOXの例の旧デジと同じです。閉めた状態で電源を入れると、ちゃんと警告文がディスプレイに現れます。この文字がAVOX PRM300と同じなので期待しちゃったりしました。
裏側は意外とスッキリ。赤の軟質プラのOKボタンが特徴と言えば特徴です。しかし女性向けにコスメティック系のデザインです。と謳った割にはカッコワルイのです。質感もチープで何より大きさも厚さも中途半端。スライドカバーはプラスチック感がありありです。磨けば光る素材かもしれないけど、現状は誰もファンがつかないアイドルみたいです。グラビアで惚れても実物見てガッカリのパターンです。
厚みは古いデジカメらしく厚いのですが、当時ドンキでこのカメラを見た時は「まあまあ小型だね」と思いましたが。あっと、それと光学ファインダーが付いています。
さてどんな具合に写るんでしょう?
結論は130万画素的写真になります。シャープネスをいじれるのでHiに設定してありますが、どことなくピントが甘い気がしますね〜。ソフトフォーカスとも違います。そうだ!トイカメだ。描写力はHDC−2より、HDC−303Xよりも劣る気がします。さすがに白トビはしませんが。
このデジカメ全部がどうか分かりませんが横位置の右端に記録されない箇所があって白い線状態になります。なのでサンプル写真は真四角写真風にしてあります。リサイズのみで補正なしの設定どおりの写真です。
トイデジ系の写りですね。ということは初めから130万画素のトイデジとして使えばいいということですね。頭を切り替えて画像を加工してみました。
先日スマホを後加工でトイデジ風に使えるか試してみましたが、このお嬢さんの方がピントも含めてトイデジ色は強いです。ピントが来ていない感がたまりません。
やはりコッチの使い方ですかね、楽しみは。改装して思い切りトイデジにしてしまいましょう。もうトイデジ風味を「全部乗せ増し増し」状態にしましょう。そうでもしないと、このお嬢さんとは永遠に遊ばない気がするからです。アキバのジャンクで500円ポッキリでした。この値段なら笑っていられますが。